2017/2/27 一丁180円の豆腐

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・焼き鮭

・白和え

・小松菜のからし和え

・味噌スープ(味噌汁ではない) 

・残りのおでん(写ってない)

 

結婚をして、馴染みのない街に来た。

実家を離れるのははじめてのこと。

不安な気持ち。そこはかとない恐怖感。

 

この街には、少し大きめの公園がある。

春には桜が咲く。

ポケモンも出る。

水辺もある。

TSUTAYAもある。

個人でやってる判子屋で新しい苗字の印鑑を作った。

小さな商店街もある。

昔ながらのお肉屋さん。

昔ながらの八百屋さん。

昔ながらのお豆腐屋さん。

優しい人が多い。

親身になってくれる人が多い。

少しずつ、この街と仲良くなってきている。

少しずつ、この街に根を張ろうとしている。

気付けば私は一丁180円の木綿豆腐を片手にぶら下げて、献立を考えながら今日も帰路につくのだった。

 

黄色い本

昨日、アイスショーの帰りに本屋に立ち寄り高野文子の『黄色い本』を買った。
このマンガを買うのは二度目のことである。
以前友人に貸したきり返ってこなくなったので、もう一冊買うことに至った。
好きな本や漫画を一生手元に置いておくのは良いものである。
内容は、一人の女学生の崇高な読書体験を瑞々しく描いたものだ。
いい本に出会うと、寝食を忘れて読み耽る。
通学中も、寝る間際も片時も手を離すことなく、自分が物語の中に入ってしまったかのような感覚になり、生活の一部に物語が組み込まれてゆく。
ある時は幼い従妹に邪魔をされ、ある時は早く寝ろと母にどやされる。
それでも読みたいという欲望の火は消えることなく、話が終わるまで燃え続けるのだ。
そして読後の爽快感、寂しさ、物語が終わっても登場人物が胸の内で生き続けること。
大好きな本がある人なら同じ気持ちを共有できるのではないだろうか。

黄色い本 (アフタヌーンKCデラックス (1488))

黄色い本 (アフタヌーンKCデラックス (1488))


14/3/6 眠眠

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最近読んだ本
「あの子の考えることは変」本谷有希子
髙村薫の本は初めて読んだのだけど、なかなか面白かった。
そもそもミステリーと呼ばれるジャンルの本をほぼ読んだ試しがないので新鮮だった。